インフルエンザのお薬について 2007.3.21  

本日、新聞報道されましたタミフルについて。

10才台の方(10歳以上20歳未満ということのようです)には原則として使用しないという通達がされました。

周囲の方の制止を振り切っての異常行動による事故が後を絶たなかったようです。

昨日まではこれらに当てはまる多くの10才台の方々にも投薬していました。

8歳や9歳、21歳なら大丈夫なのか?
例えば幼稚園児に本当に投与しても大丈夫なのか?

疑問に思えることも多くなってしまいました。

インフルエンザのお薬について 2007.3.1  

小児・未成年の方がインフルエンザと診断された場合 タミフル処方の有無を問わず 少なくとも2日間はお一人にならないようご配慮ください

やっと?ついに?厚労省からタミフルの注意喚起がされました。

セイワ薬局ではタミフルを投薬する際、次のような文面で注意事項をお知らせします。

タミフルを服用される患者様・ご家族・周囲の方々へ

 タミフルの副作用は腹痛、下痢、吐気、発疹などが主なものです。

 また、精神神経系の副作用も現れることがあります。

 タミフルを服用中は、ご家族・周囲の方々に患者様の容態に十分ご注意いただき、

 患者様がお一人にならないようお願いいたします。

   精神神経系の副作用は、

   @意識がぼんやりする、意識がなくなる

   Aうわごとを言ったり興奮したりする

   B普段とちがうとっぴな行動をとる

   C幻覚や妄想 

   Dけいれん

   などです。

気になる症状が見られましたらご相談ください。


今回、厚生労働省は、小児・未成年の方がインフルエンザと診断された場合、

タミフル処方の有無を問わず、

少なくとも2日間はお一人にならないようご配慮くださいと注意喚起しています。

インフルエンザのお薬について 2007.2.20  

タミフルやリレンザを使用された時は 使用後2時間位は 周囲の方がお薬を使用された方から 目を離さないようにしてあげてください

インフルエンザのお薬について 2007.2.15  

実際にインフルエンザにかかられてその治療方法を医師に選択するよう尋ねられた場合に、どうしたらよいのかを悩まれる患者さんも多いので、薬剤師の立場からお話できることを書かせていただきたいと思います。

お薬を使用するメリットとデメリットについて

メリットは・・・・・・何といっても早期に完治できることです。お薬の効き方によってはつらい症状は2日ほどでほぼなくなります。インフルエンザのお薬が登場する前は、完治するのにほぼ1週間かかりました。お薬の効きかたの問題もありますが、症状のつらい時間を短縮できることは確かだと思います。

デメリットは・・・・副作用のあることです。(残念ながら副作用のないお薬はありません。)

※お願い※・・・お薬を使って症状が良くなった方でも2〜3日程度は他の方に感染しやすい状態だと言われています。良くなったからといってお薬の使用を中止するとご家族に感染したり、仕事を残しているからといって出社したりすると会社の方に感染する確率は高くなります。そのため、お子さんの場合、登園登校などは熱が下がって2日間以上経たないと許可されないようです。

このお薬を使用するメリットとデメリットを考えてお薬を使用するかしないかを選択しなければなりません。

インフルエンザの時に使用される抗インフルエンザウイルス剤には現在次のものがあります。

リレンザ・・・・・・飲み薬ではなく吸入薬です

タミフル・・・・・・カプセルと小児用のドライシロップ(細粒状です)の飲み薬です

シンメトレル・・・錠剤の飲み薬です

どのおくすりにも副作用はあります。ただし、その頻度は様々です。どのおくすりに副作用が多いとか少ないといったようなデータは正確にはございません。たとえ副作用の頻度が少ないというデータがあったとしても、副作用を経験された患者さんにしてみれば副作用発生率は100%なのです。

一番多く使用されているタミフルを例に挙げてお話ししますが、タミフルにも下痢、吐気、発疹など、多くの他のお薬にもあるような副作用があります。しかし、タミフルには、意識がぼんやりしたり、うわごとを言ったり、幻覚や幻聴など精神神経系の副作用があることが治療方法の選択を強いられ、皆さんがその選択に悩む大きなポイントだと思います。

タミフルが登場して数シーズンのインフルエンザを経験しましたが、確かに多くの方から精神神経系の副作用をお伺いしました。統計をとっているわけではありませんので正確な発生率はわかりませんが、3割くらいの方が何かしらの副作用を経験なさっているのではないかと思います。

しかし、その症状がお薬によるものか、インフルエンザそのものの症状によるものかは鑑別できていないことも事実です。

では、どうしたらいいのでしょうか?

正しい答えはないと思いますが、もし、お薬を使用する場合にはご家族や周囲の方がお薬を使っている方の容態に気をつけてあげることだと思います。そして、気になる症状が起きたときには処方医や薬剤師に相談していただくことです。

マスコミ等で取り上げられた副作用の事例の多くは、服用後の異常行動の結果によって事故を起こされており、もし、ご家族や周囲の方が異常行動にに気づきさえすればその事故は防げたのではと思われるところもあります。

例えば、お子さんがタミフル服用後に興奮しだしたり、普段と違う行動を起こして、通常の生活に困難をきたす場合には、服用を中止して処方医や薬剤師に相談してください。とにかくよく看て、観ていただくことに尽きると思います。

タミフルの内服に比べ、リレンザの吸入はは多少副作用が少ないようにも思われますが、いずれのお薬もご家族や周囲の方が容態に気をつけてあげてください。

セイワ薬局では、ここ何年かの間にインフルエンザに罹られてお薬が処方された方には、薬歴(お薬のカルテみたいなものです)に記録をしていますので、副作用の有無など、参考にしていただいてもいいかと思います。

最後に、もし、薬剤師である私、もしくは家族がインフルエンザに罹り、その治療方法を医師に選択するよう尋ねられた場合、副作用の経験がなければ、おそらくお薬を使用して治療することを選択すると思います。つらい時間が大きく短縮できるメリットに期待して。ただし、ここでのお話はお薬による治療を推奨していることではありませんので、ご理解の程、よろしくお願いします。