2001.3.10

インフルエンザが流行っています 

今年はインフルエンザが流行しないと予想されていましたが、ここへ来てかなり多くの患者さんが発生しています。南葛西周辺だけかもしれませんが。

やはり、予防接種をされていない方がかかられているようです。

今年は、インフルエンザウイルスに対する新しいおくすりが2種類厚生省より認可されて登場してきており、今のところ非常によい成績をおさめているようです。ひとつは、リレンザという吸入タイプのお薬で、もうひとつはタミフルというのみぐすりです。この2種類のお薬はインフルエンザのA型、B型いずれにも効果があるといわれていますが、残念なことに15歳未満の方への投薬は認められておりません。

15歳未満の方には、数年前よりシンメトレルというお薬がインフルエンザウイルスに効果があるということで厚生省より認可を受けて処方されておりますが、残念なことにA型のインフルエンザにしか効果がありません。それでも、重症化になるといわれているA型のウイルスにも非常によい成績をおさめています。

ここに挙げたインフルエンザに対するお薬はいずれも医師の処方によって投薬されるもので、薬局で直接患者さんにお渡しできるものではありません。(要指示薬といいます。)インフルエンザウイルスが増殖しきらないうちに(症状が現れてから48時間以内)これらのお薬で治療を開始すると、インフルエンザでのつらい症状がかなり早い時点で解消されます。

今の時期に、風邪かなと思ったらインフルエンザを疑ってみてください。39度から40度近くの高熱、悪寒、関節痛、強い倦怠感がある場合には、早めに医師の診察を受けて下さい。

      campaign of influenza

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