Q12.下痢をしているので診察を受けたのですが、もらったくすりの中に下痢止めが入っていませんが?

下痢を引き起こす原因には、ばい菌やウイルスの侵入(食あたり、冬季下痢症など)、食物のアレルギーによるもの、寝冷え、消化不良など様々です。

ばい菌やウイルスが体の中に入ってきて起こす下痢の場合、そのばい菌やウイルスを追い出そうとする結果が下痢という症状になって現れます。いわば、ヒトの自己防衛反応です。おくすりで下痢を止めるということは、いつまでもばい菌やウイルスがおなかの中にいることになりますので、このような場合には下痢止めが出ないことがあります。ただし、何日も下痢が続いているような場合にはこの限りではないこともあります。

下痢止めが処方されなくても整腸剤だけでも処方されていませんか?

健康な状態ではおなかの中では良いばい菌が支配しています。

整腸剤はおなかにいる良いばい菌を増やして悪いばい菌を追い出す効果があります。

整腸剤は下痢、便秘、嘔吐、腹痛などおなかのトラブルの時にはおなかを正常に戻すために処方されることが多いです。整腸剤だけであれば、おなかに良いばい菌を増やすために変わったことのない限り最後までのみきっておなかに良いばい菌を増やしてあげてください。

下痢止めが処方されている場合は下痢が止まった時点でおくすりをやめても良いでしょう。

いずれの場合も充分な水分補給を心掛けてください。

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