Q11.鼻水が出るので診察を受けたのですが、もらったくすりの中に鼻水を止めるくすりが入っていませんが?
鼻水を止めるくすりは抗ヒスタミン剤とよばれるものが一般的です。
ヒトはばい菌、ウイルス、ほこり、花粉などが体の中に侵入してくるとそれらを追い出そうとします。そのとき、ヒスタミンという物質をつくります。このヒスタミンはくしゃみ、鼻水、はなづまり、かゆみ、発疹などの原因となって様々な症状を引き起こします。このヒスタミンの出るのをおさえるのが抗ヒスタミン剤です。
では、鼻水が出ているのになぜ抗ヒスタミン剤が処方されなかたのでしょうか?
抗ヒスタミン剤には、鼻水を止める反面、はな、口、のど、気管支など水分が少なくなってしまい、鼻水がドロドロしている場合などに抗ヒスタミン剤を飲むと、かえって中にたまってしまい、鼻の中がばい菌などの温床になってしまい、症状が長びくことがあります。
このような症状のときには抗ヒスタミン剤がでないことがあります。
また、たんがからんだせきをしたり、ゼーゼーしている時も、のどや、気管支の水分が少なくなることにより、更にたんのからみが強くなったり、ゼーゼーがひどくなる場合もあります。このような症状のときにも抗ヒスタミン剤がでないことがあります。
お部屋の加湿や水分補給を充分にしてください。