市販薬はどんな薬なんですか？
処方されたお薬がオーダーメードの洋服であれば市販薬は既製品の洋服と言ったたとえがわかりやすいでしょうか。
処方されたお薬はその時その時の症状によってでていると思うのですが、市販薬の場合はあらかじめ予想される症状をすべて想定してその症状に合った処方内容にしてあります。
それなら市販薬の方がいいかなと思うかもしてませんが、いわゆるかぜ薬を例にとりますと、せきを止める、はな水をとめる、のどの腫れ、たんをきれいにする、熱を下げる、のどや頭の痛みなどかぜで予想される症状のほとんどが入っています。
ですから、鼻水とせきだけなのに熱のおくすりも一緒に飲まなければならないとか、逆に熱が出ているだけなのにせきどめや鼻水の薬をのまなければいけないようになっているのです。
洋服のメーカーも、既製品であっても様々な種類や豊富なサイズで対応したり、既製品の洋服でも手直しして着ることができますが、お薬でそれはできません。
そのためにお薬の量などはお医者さんで処方される薬よりも低く設定されていることもあります。
